......(泣)。

右をみても男の子...
左をみても男の子...
ぐるっと回っても...
男の子....(泣)
(当たり前)




私はついに地獄の扉を
開けてしまったのです...!



「かーなたっ!」

ビクッ!


ギャァァア!

う、後ろから...
男の子が抱きついて
きたよぉ!?(泣)



「あれ...?
お前、今日は一段と
可愛いくね?」


男の子1は私の顔を
覗き込んできた。


「そ..そんな事...。」

私は後退りをして
距離をとったが....



「何逃げてんだよっ!」

と言ってすぐに捕まって
しまった...



怖い....
怖いよぉぉ...奏太...(泣)


誰か助け...


ふわっ

えっ....?

「だーめっ!
俺の奏太に触んなっ!」

春くん...?

春くんは捕まってしまった私を
優しく抱きしめた。


キュン....


あれ?
胸が.....。



「独り占めすんなよっ!」
「そーだぞ!北川!」


反抗してくる男子たちを
無視して私を人気の無い所に
連れ出した。