双子の恋バナ




その頃....
陽向ちゃんはというと...。



「怖いぃぃ〜(泣)」


桜田男子高前に来たのは
いいものの...
校舎に入れずにいました。



奏太のバカバカバカ!!

こんな男の子ばっかりな
学校入れる訳ないじゃ
ない〜....(泣)



私が門の前をウロウロ
していると後ろからきた
生徒に話しかけられた。


「てめぇ!!佐々木ぃ〜!」

ビクッウゥ!!


後ろを振り向くと
鬼のような形相な人が
仁王立ちしていた...。



怖いぃ〜〜っ(泣)
てか
てめぇって私!?


「お前良くも俺の彼女
取りやがったな!?」


「えっ!?」


おいおいおい〜!!
奏太様何をやらかしてる
んですかぁ〜〜!?

絶対ヤバい人だよ!
この人...!

泣いてるよ!?
そりゃ、もう大号泣
ですよ!?


「やべぇーぞっ!!
一年の佐々木がナンバー
3の女に手出したぞ!」

「すげぇ!!
大した度胸だぜー...」


敵意どころか関心の声まで
聞こえる始末...。


学びの場、学校で
なにしてんのよぉ〜!!



さてさて....。
陽向ちゃんの心の叫び
も虚しく消え....。


無事に家に帰ること
ができるのでしょうか....。



奏太ぁぁぁっ!!(泣)
バカーっ!!(本気)



奏太くんに
災難が降りかかるのは
間違いないでしょう...。