「…頼み?」 きょとんとする丁嵐に俺は言ったんだ 「最初の友達になってくれないか?」 丁嵐が「良いよ」と笑ってくれてから1年後俺達は近くの中学に入学した 「おっせーよ丁嵐!入学早々寝坊してんじゃねぇって馬鹿!」 「朝からうるさい奴だなお前は」 欠伸をしながら眠そうに歩いてくる丁嵐と一緒に俺は体育館に向かった 初めての学校 見知らぬ人を見ながら俺は過去のような失敗をしないように気をつけようと深呼吸した