文目剣術部【参】


《友達じゃないのに》

最後に聞こえた友達だと思っていた友達の言葉に俺は驚いた

あまりのショックで俺はその場から走り出した

途中で誰かにぶつかった

丁嵐だった

でも俺は走り続けて小学校の体育館裏に来た

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!嘘だーーっ!!」

どれだけ大声で叫んだんだろうか…俺は溢れ出す涙を拭くのも忘れて地面に拳をぶつけ続けた