「別に何でもねぇよ」と薊は剣道場を出て行った 「ったく…これだから困るんだよなお金持ちのお坊っちゃまは」 「ふんっ」と鼻を鳴らして茂森は「じゃあな香賀」と香賀の肩を軽く叩いて帰って行った 「…」 香賀はそんな2人の後ろ姿をただ黙って見ていた 「ぎゃあぁっ!!丁嵐何か飛んだぞ!?」 「カラスだろ?」 「うぎゃあっ!!丁ーちゃん何か聞こえるぜ!?」 「カエルだろ?」