高校生活最後の年になって詠達枳殻剣道部3年は皆同じクラスになった 廊下側の1番前の席は詠、その隣があいうえお順で陰平で窓側の端の席が華宮なのだがどういう訳か窓側の1番後ろの席がまた長水と丁嵐が隣同士の席になっていた 「「意味分かんねぇ!」」と長水と丁嵐は同時に机にうつ伏せになっていた 「…と、まぁ今年の流れは今話した通りだからそれぞれ卒業後の進路についてしっかり考えておくように!」 「以上」と金子は教室を出て行った 「進路ねぇ」 詠は渡されたプリントを眺めながら呟いた