「そりゃあ…信じてるに決まってるだろ?詠だぞ?俺は何があってもあいつだけはずっと信じるって決めてるからな」 「いや、あいつだけって言い方はひいきだな…枳殻剣道部員全員をか!」と高笠は頷いた 「…そう…そうですね兄様!私も詠さんを信じます!」 高笠はやはり華宮に何があったか心配だったが静かに笑みを見せた 「ありがとうございました兄様!私ちょっと外へ行って来ます!」 バタバタと玄関を開けて出掛けて行った華宮 それを見送った高笠は空を見上げた