だがそんな事などに今の詠は気づいていない 『俺がずっと追いかけ目標にしていたのはどんな強敵でもないいつもお前だ詠』 頭の中に響くあの時言われた香賀の言葉 『来年の夏に決着付けよう…』 中3の時に果たす事の出来なかった約束 ついにその時を迎えようとしている ー勝ち続けなくてはならない…俺はお前との約束を果たすために 心の中で呟いた瞬間パァンッと何かが体の中で音を響かせた