だが香賀は黙って素振りをしている 「お前を越せる奴なんている訳ないしな」 クスクス笑いながら言う薊の言葉にピクッとなった香賀は「いるよ」と素振りしながら答えた 「は?」と薊は香賀を見た 「薊二度とあんな卑怯な事するな」 香賀は素振りをやめて薊を見た 「卑怯な事だと?」 薊は眉間にシワを寄せた