秋桐剣道部はもう負けたら後はない それでも俺も勝ちを譲る訳には行かないんだよね 俺も負けじとやり返す だけどあまりにも重い茂森の竹刀が俺の竹刀にぶつかるたびに右腕は悲鳴をあげる それに気づいたらしい茂森は「なるほど」と言ってスパンと俺から一本取った しまった!と俺は冷や汗をかいた 「お前怪我してるのか」 やっぱりバレてしまった 分からないように気をつけてたんだけどなぁ