まさかまた会えるとは思わなかった あれは2年前の春 入学したばかりの高校の昇降口であなたを見つけた あの頃よりも髪が長くて伊達眼鏡をかけていて一瞬誰だか分からなかったけれどあなたの瞳を見てすぐに気づいた あなたが私がずっと憧れていた《詠 皐月》だって事に… あなたの存在を知ったのは中学1年生の時 そう私が香賀さんと付き合い始めた頃の1番初めの剣道の試合の時だった