「先輩…俺やっぱり怖いや」 苦そうな笑みをこぼす詠を横目で見た高笠 「何時になってもやっぱり怖いよ主将を務めるってのはさ」 震える手をギュッと握りしめる詠 「それが今ってのがもっと「なぁ詠…」 高笠は静かに詠に話しかけた 「剣道ってさ一見地味そうに見えるけどすごく奥が深くて面白いよな」 詠は驚いて思わず高笠を見た 「なぁ詠…剣道楽しいか?」