はち切れそうな頭の中 パンクしそうで破裂してしまいそうな痛む体に心 「畜生ーーっ!!」 叫んだ瞬間何かが俺の中で吹っ切れた音が聞こえた それと同時に何故か体が軽くなった そう頭の中も体の中も心の中も空っぽになった感じがした そして俺はそのままボーッとしながら鞄を持って校舎を出た 向かった先は丁嵐の家 ベルを鳴らすと家族は不在らしく代わりに具合悪そうな丁嵐が出てきた 「薊どうかしたのか?」 咳をしながら尋ねる丁嵐