「あ…天宮城先輩おはようございます」 天宮城より1つ年下の女子剣道部員《沖口蓬(オキグチ ヨモギ)》が振り向いた 「いつもこの時間に練習してんの?」 剣道着に着替えた天宮城は沖口に尋ねた 「は、はい…朝は静かで良いですし空気が美味しいですから」 「空気?」 「美味いのか?」と天宮城は一瞬思ったがあえてツッコまないでおいた 「そういえばさ聞いたぞ沖口!副主将になったんだってな」 「すげーじゃん」と天宮城は笑みを見せた