「薬とかあるなら塗ってあげるよ。」 「確か先生にもらった湿布があった気がする。」 「りょーかい。」 俺のバッグから湿布を取り出すとキレイに貼ってくれた。 「いつ治るの?早くサッカーしてるとこみたいな。」 「早く治ってほしいか?」 俺がそう聞くと「うんうん」と首を縦に振った。 「薬が効くといいね。」 杏奈はそういいながら俺の足首を触ってきた。