鍵が開くとすぐにドアが開いた。 「悠真お帰り、その足どうしたの?」 俺の包帯ぐるぐる巻きの足を見てとても不安そうな顔をした。 「練習中に捻挫した。」 「サッカーが出来なくなるとかないよね....?」 「あぁ.....そこまでは大丈夫だ。」 こんなケガで俺のサッカー人生なくなったりしたら本当に泣く。 杏奈は昔から心配性なんだよ。 「肩に掴まっていいよ。」 杏奈に支えられるように廊下を通り抜けてソファーに座り込んだ。