「ぜひ、お願いします。」 「OKじゃあ明日。」 広翔さんの乗った赤色の車がだんだんと小さくなっていった。 後ろを振り返ってインターホンを鳴らす。 ピンポーン♪ その音の後に「はーい」聞こえた杏奈の声。 今日テンション高いな。 俺が帰ってきたからか? それだったらこれ以上に嬉しいことはないけどな。