1階につくとおいしそうな料理が沢山並んでいた。



ほっぺたが落ちそうになるような美味しさ。



口の中でとろけるお肉といい……




幸せの国に来てるみたいだ。





「おい、一人違う世界行ってんじゃねーよ」





「あたしは、どこにも行ってない!!
 だって、本当においしいんだもん。」




そういってあたしはお母さんを見た。




「イイじゃない。杏奈ちゃん、そんなにおいしそうに食べてくれて嬉しいわ。」