「合格したからいいじゃないですか。」 俺を除く三人で笑いあっていた。 広翔さんの笑い方がなぜだか広夢と似ていたような気がした… 「広翔、次の患者さんを診るから、有川君をA室に連れってくれ。」 先生が広翔さんに声をかけた。 「じゃあ行こうか。」 俺は連れて行かれるがままに進む。 「優勝おめでとう。」 突然声をかけられて少し驚いた。 「あ、ありがとうございます。」