慌てて近寄って体を揺さぶる。 「杏奈、杏奈!!!大丈夫かよ!」 何度問いかけても、俺の言葉に反応はない… どうすればいいんだ…… 無言の杏奈の前に俺はパニックになった。 杏奈の額に触れると、熱で火照っていて、 やばいな……本能でそう思った。 杏奈の腕をとり、おんぶして急いで保健室へ向かった。