「あの子も思いもよらず結構バカなんだ。」 「しっかりしてそうに見えてそうでもないんだね。」 「あんな紙切れ一枚でだまされるとか。」 廊下の端から3人の女がやってきた。 俺は少し隠れて、あいつらの話を聞く。 盗み聞きってよくないけど、今回ばかりはしょうがない。 「まーでもいいんじゃない?明日になって出してあげれば。」 「未亜に普通科なのに勝つなんてありえないでしょ。」 そこまで話を聞いて、こいつらが誰の話をしているのかわかった。