「そこらへんでお弁当食べよっか。」
窓際だけど木陰で涼しそうな席を探した。
教室の中ではあちこちで皆がお弁当を開いていた。
陽菜は売店の名物の美味しいドーナツをゲットできてかなり満足そう。
「そういえばさ、サッカー部の次の試合っていつなの?」
陽菜があたしに尋ねてきた。
「うーん、全国大会だよね、12月の上旬ぐらいじゃない。」
冬休みの前になると思うんだけど。
「全国大会の開催地は遠いだろうから気軽にはいけないけど、応援いけるといいな。」
将大君ってほんと陽菜に愛されてるなーって思った瞬間だった。



