「そこまで言われるとかなり気になるじゃん。」 「気になっとけば。」 なんかこういう会話、いつかもしたような? そうだ、合宿行く前もだった気がする。 そういえば思い出した。 「ねぇ、あたし悠真の荷物持たなくてもいいの?重そうだから一つ持つよ。」 今の悠真はエナメル、部活へのお土産やらなんやらで袋をいっぱい持っている。 「いや、大丈夫。女の子には持たせられないんで。」 え…………?あたしのこと女の子扱いしてくれるんだ。 青空がほんのりとオレンジ色に染まるときあたしたちは家にたどり着いた。