「おーいっ杏奈、帰っぞ。」 ぐちゃぐちゃ机の上や中からノートをひっぱりだしあたしは準備を急ぐ。 「ったく遅いなぁ。相変わらずののろさ。」 ムカッ 確かに遅いしいつも待たせてるんだけど。 でも、それでも。 「あたしだって急いでるし。」 「はぁー遅いもんには変わんねーだろ。おいて帰るぞ。」