ふぅう……きっつい。 前半と後半ずっと走り続けた俺はけっこうくたくただった。 ここでの試合はいつもの練習よりもやっぱりハードで、 周りのレベルが高いからか何倍も疲れる。 「おつかれ。」 そういって京祐が俺にスポーツ飲料を投げてくる。 「サンキュー。」 「試合の時の監督の指示、わかりやすいよな。」 「それ、俺も思ってた。コーチ陣もやっぱりすごいよな。」 遠くで集合しろっていう声が聞こえてきた。