あれは寒い冬だった
英検の講習会で君と出会った
彼の名前は藤北圭人
あたし、中谷美紅がひとめぼれをした男
でもこの時はまだ圭人くんのことを何も思っていなかった

1時間目のスピーキングの授業がはじまった

そして4日間の講習会がやっと終わった
なんか凄く長く感じたような…
「美紅、講習会どうだった?楽しかった?」
のんきにままがゆう
そんなたのしいわけないやん!
と言いたい所だけどめんどくなりそうだったから
「よかった」
とだけ言って話を終わらせた