「ねー、仁。好きだよ」 「……だから?」 「えー。菜穂と付き合ってよ」 「綺麗になったらね?」 「うざ!」 また、だ。 仁には週2ペースで告るけど全滅。 「何でだめなのー?」 「はは。あとでジュース買ってやるから」 ずるいよ、仁は。 小さい優しさで菜穂の心を大きく満たしてくれる。 そんな仁が好きなんだ。