「ふぅ、食った食ったぁ♪」

「ミッキー、この後試合なのにそんな食って大丈夫なんすか?」

「あん?俺だぜ?大丈夫に決まってんだろ♪」

まぁミッキーだから大丈夫なんだろぅな…

「ミッキーは何かが起きる予感がするよな?」

「いや、カズキもヤラカしてくれたぜ?」

冴島くんと松戸くんと片岡先輩が3人で笑いあっている。

狭川先輩は近くで大人しく焼きそばを食べている。

隼人先輩は彼女とベンチでマッタリしている。

ミッキーは他の2年を引き連れてどこかへ行ってしまった。

俺はルイと、ルイが連れて来た中川さんと矢部さんと話していた。

「でも何で教えてくれなかったの?」

「いや、負けたらダサいじゃん?」

「つーか、いつから体つきそんな良くなったんだよ?」

「ねぇ♪きっと筋肉質なんじゃない?」

「は、はは…」

「てゆーかミッキーって人さぁ…」

「本っ当に怖かったよねぇ?」

「お前ら外向かって歩いてる時泣いてなかった?」

「な、泣いてないって!!」

「俺ら見ない方が良いって言ったじゃん?」

「だから平気だって!!」

「またまたぁ?」

「でもミッキーって結構優しいんだよ?」

「ケッ!聞きたかねぇよ?」

「ルイはそうやってさぁ?」

「だから揉めないでって!!」

「いや、揉めちゃいないけどさ?」