「でよ~、全部でたった6回勝ちゃいいのよ?」

「じゃあ全体で…」

「12人ぐれぇか?」

「いや、64人ぐらいだと思います!」

「まぁ人数的に一杯いるしな?」

「俺はさっきの試合で今日の分は終了っすよ?」

「あぁ、確かそうだよなぁ…俺は多分試合午後んなるなぁ…」

「かもしんないっすね?何時頃か聞いときます?」

「おう!おい、てめえ!75キロ級の試合いつんなんだよ?」

「あれ?パンフレット渡されてないですか?こちらです…」

「ん?俺やっぱ午後かよ!!」

「ミッキー、みんなの所でも行く?」

「あぁ、そうすっか♪」

俺達は会場の客席の方へ行った。

「確かこっちの方で見掛けたんすけど…」

「あ!カズキだ!!」

「おいてめえ!!」

「な、なに?」

「見せつけてくれんじゃねぇかよ?」

「なんすか?みんなして!?」

「カズキぃ、女連れだからってキメやがって!」

「は?」

「は?じゃねぇよ!ルイがカズキの女連れて来たんだろ?」

「へ?な、何言ってっかわかんねぇっす!!ねぇルイ?」

俺はルイの方を見た。

「じゃーん♪」

ルイは後ろに隠れさせてた中川さんと矢部さんを出した?

「な、何でいんの?」

「何でって応援しに来たんでしょ?」

「カズキくん格好良かったよ♪」

「は、はは…」