気合いの華

「でも笑っちゃダメでしょ?」

「それがさぁ…」

「俺らも今朝見て来たけど、マジでそっくり!もしも痩せてたらだけど♪」

「あぁ、隣のクラスの先生、ちょっとポッチャリしてるもんね?」

「顔のパーツとか髪型とかまるっきし同じじゃね?」

「あれは笑っちゃうのは仕方ないかもね…」

「でも松戸はどつかれた時に取っ組み合いになって、今日タイマンはるってなったんだよな♪」

「そんな下らない事で喧嘩するの?」

「隼人先輩は彼女想いだから仕方ないよ?じゃあ中川さんだって、バカにされたとして俺は黙ってたら嫌でしょ?」

「そうだけど…」

「あれ?2人共俺が来てない間に付き合ってたの?」

「ち、違うよ!例えばって言ったじゃん?」

「例えばとは言ってなかったなぁ?」

「もう!羽鳥くんって本当バカ!」

「何でだよ?イチャこきたいなら、俺どっか行こうか?」

「ルイ!おちょくらないでよ?」

「いいのか?今日は矢部も居ないからチャンスだぞ?」

「チャンスって何よ!」

その後俺に取り押さえられたルイは、左手を中川さんに殴られていた。

「痛ぇっておい!!もう言わねぇって!?」


そんなこんなで昼休みまで楽しい時を過ごした。