気合いの華

「ま、内緒にしといた方が良いんだろうなぁ…」

「内緒って何だよ?」

「へ!?」

俺はビックリして松戸くんの方を見た。
寝っ転がって眼を閉じたまんまだ。

「起きてたの?」

「何だか胸騒ぎがしてよ?」

「胸騒ぎ?」

「よくわかんねぇけど…寝てらんねぇってこった!」

松戸くんは勢いよく起き上がって俺の方へ来た。

「俺今日早退。」

「ま、マジ?」

松戸くんはカバンを持って歩き出した。

「なんか気分じゃねぇ。」

「そ、そっか…」

「あと今日は冴島休みだってよ?」

「なんで?」

「用事だとよ?じゃあな!」

「…うん。」

俺は1人残されて、仕方なく俺は寝っ転がった。

今までは授業受けてた時間だけど、こうゆう生活も良いかもね♪




「おいカズキ!!」

「ん?」

「起こしに来てくれって言ったじゃん!今給食だからってクラスのヤツに起こされちまったよ?」

俺はルイに起こされた。

「給食かぁ…お腹空いたね?」

「おう、給食食いに行こうぜ?」

俺達は教室へ向かって歩いた。

「つーか松戸の野郎は?」

「あぁ、そいえば帰ったよ?」

「けっ!クラスに友達いねぇもんだから屋上で寝てて、虚しくなったんじゃねぇの?」

ちょっ!松戸くんの事ボロクソ言ってるよ!
ルイもクラスに友達いないから俺の所来たくせに…