気合いの華

「あ、席外そうか?」

中川さんは気を遣ってそう言ってくれた。

「いや、別に大丈夫だよ?中川さん達も聞いていってよ?」

「なんだよ、俺だけかと思ったのによ…」

本当はそうしたいんだけどね…流石に2回も席外して貰っちゃってたから、良い気はしないだろうしさ?

「ルイには特に聞いて欲しいって事だから、ちゃんと聞いてよ?」

「分かってるよ!んで、どしたんだよ?」

3人共入り口付近に立ってる俺に視線を移す。

「実はさっき…」


それから俺は、今朝の話しを隠す事なく、全て話した。
田渕先輩がリンチされていた事。ミッキーの事を根に持っている事。俺が殴って気絶させてしまった事。ここの病院に入院した事。裕美さん達に送って貰った事。裕美さんに田渕先輩の気持ちも考えろって言われた事。俺なりに考えた上で殴ったって事…

…って訳なんだけどさ、これからどうしたら良いか聞きたいんだけど?」

少し考える素振りを見せてから、ルイが口を開く。

「まぁ、せめて牧野と桜木ぐらいには話した方が良いんじゃね?」

「そうだよね…」

「でも田渕先輩って人に、説得してみんなと会って貰う事は出来ないの?」

「あ、そうだね。一応やるだけやってみようとは思うけど、その前にきちんと謝らなくちゃ…」

「カズキぃ?お前本当にヤンキーかよ♪」

そう言いながらルイは爆笑していた。