気合いの華

振り返ってから、入り口に差し掛かると心地好い冷やされた空気に触れて、身体のダルさが消えていくのが分かった。

そのまま急いでルイの部屋へと直行した。

コンコン…

ガラッ!

「ごめんごめん、今度こそお待たせ?」

「ったく、どこ行ってたんだよ?」

ルイが呆れながら禁煙パイプを口から外した。

「ここまで送ってもらったんだけど、バッグ置き忘れてたみたいでさ?」

そう言って俺は左手に握られているバッグを見せた。

「ったく、近いんだし1人で来いよな…」

「色々あってそうもいかなかったからさ…あ、これあげる!」

俺はバッグからタバコを出してルイに渡した。

「お!悪ぃな♪矢部、窓開けてくれ?」

ルイは嬉しそうに言うが、矢部さんはめんどくさそうに窓を開けた。

「そいえばさっきから、バイク音がうっせぇよな?」

まぁ裕美さん達だから仕方ないんだけどね…

「病院に誰か運ばれたとかかな?」

あ!!そうだ…

「その事なんだけどさ…話しておきたい事があるんだよね?」

「ん?カズキもバイク乗る様になったとか?」

ルイはそう言いながら笑っているが、そうゆう話しじゃないんだよな…

「違うよ、ちょっと大事な話し…特にルイには話しておこうと思ってさ。」

それを聞いてルイは、
「俺だけ?」
って聞いて女子2人の方を見る。