気合いの華

すると店員さんは、やっぱり!みたいな顔をした。

「ここは初めてなんですね?」

「へ?えぇ。」

「あまり言わないで下さいよ…ここは昔から不良の溜まり場みたいな場所になってるんです。」

「でも全然不良の姿が見当たらないのですが…安全と言う事で良いんですかね?」

「いえ、去年の暮れ頃から月に1回ぐらい大きな乱闘が起きてて…ここ最近はなかったのですが、昨日またその人が来て、暴れて行ったんです。」

「じゃあ今日は来ないって事で大丈夫ですか?」

「多分…でも、何だか昨日は今までと比べると乱闘って言うよりは喧嘩って感じで、その人の周りに今までここを使っていた人も含めて、それの数倍は不良がいたのですが…」

「が?」

俺はその話しが気になって先を急かした。

「みんながその人を慕っている様でした。」

多分、余程強いからなんだろうな…

「人数ってわかりますか?」

「昨日は2000人近く居たんじゃないかと…」

「にっ!2000人!?」

「正確にはわかりません。みんな入場券を買わないですから…」

な、なんてぶっ飛んでるんだ…
そんな人数が集まれる程、千葉ってヤバい県だったのか…

俺はぞっとして、中川さんを見た。

「ど、どうする?」

中川さんは、俺に意見を求めて来た。

2000人なんて冗談じゃない!!
相手に回したら勝ち目が無いし、やるだけバカだ。
でも…

俺は今を…今日を楽しみにしてたんだ!

「いや、ここで遊んで行こう!!」