気合いの華

ドドッ!!

「…か、カハッ!」

俺は少し息が出来ない状態になりながらも、よろけながら立ち上がった。

この人…強い!!

俺は息を整えながら立ち上がってまた構えた。

「おいこらカズキぃ!俺は1人ぶっ殺したぞ!?もちろん喧嘩でな!!」

その時、左の方からミッキーの声が聞こえて、振り向いたら拳を俺に向けてきた。

ミッキー…
よく言われたよなぁ…

俺は頷いてから相手に向き直った。

「俺を…川中のカズキをナメんじゃねぇ!!」

俺はそう言って相手に突っ込んでいき、それに構えていたので直前でしゃがんでから、両足で腹を目掛けて蹴りを入れた。

「グフゥッ!?」

間髪入れずにぶっ殺す!

着地と同時に右ストレートを打とうとしたが、両手でガードの構えを取っていたので、そのまま左下に振り抜いて左回し蹴りをした。

バキッ!!

それは綺麗に相手の顔面にヒットしてよろついた隙に腹に左アッパーを入れた。

ドッ!!

「カハァッ…!」

前屈みになった相手に、そのまま続けて右アッパーを顔面に入れた。

ドカッ!!

「っ!」

相手が一瞬宙に浮いたが、手を休めずに両手を組んで、それを腹に叩き落とした。

ドゴンッ!!

「ブファッ!!」

ドサッ!

「くっ…!」

両手を使って立ち上がってきた。

その後、俺の顔を見て相手はぶっ倒れた。

ドッ…