気合いの華



「この扉の向こうに奴らは居るぞ!」

みんな左頬を擦る手を止めて扉を見詰めた。

「んじゃ…行くぞ!!」

ガラガラガラ…!


ひ、広っ!!

これじゃ体育館じゃん?

「待たしたなぁ?」

俺達の先の方には13人の相手が…

俺達はゆっくりと奥の方へと進んで行った。

「坊っちゃん、ルールはどないします?」

「今は坊っちゃんじゃなくていい…ルールはタイマンにしよか?広いから隅っこらへん4つ使って同時にやれる奴からやってもらう。」

「人数的にこっちが多いんやけどええん?」

「構わん…このタイマンは相手をぶっ殺すつもりでかかって来てくれ?血だらけんなろうと骨が折れようと構わん!やられたヤツが悪い!!」

「坊っちゃんらしっすわ。」

「次その名前で呼んだらマジで手加減しねぇぞ?」

「わかりましたわ!そないな事より…いくら坊っちゃんでも、俺達に勝てる思わんといた方がええですわ♪」

「ほぉう?んじゃ早速始めっか?見学の連中は真ん中で周り見渡しながら、終わった所にすぐ入る!それで良いな?」

「はい。要は勝ち抜きゆーことでんな?」

「あぁ!順番はお互いテキトーに決めてくれ?決まったら4箇所に散れよ?」

俺達はどんな順番になるんだろ?

「さ、お互い真ん中行ってから各自出場者決めてくれ?」