気合いの華

ガラッ!

「お待たせ。矢部さん、お呼びだよ?」

「へ?私だけ?」

「俺達はどっか行ってるよ…ね?」

「う、うん。そだね♪」

矢部さんは少し緊張した顔をしていた。

「んじゃ、また後で!」

俺達は病院から出てコンビニに来ていた。

「なんか…結果的にミッキーとは仲良くなれそうかも?」

「じゃあ良かったじゃん♪カナと何の話しするのかな?」

「昨日の事謝るんだってさ?」

「羽鳥くんが謝るの?珍しぃ。」

「まぁ俺が煽ったんだけどね。」

「やっぱり?羽鳥くん素直じゃないからね!多分カズキくんに言われたから謝るんだ、とか言ってたりして♪」

確かに…

「ルイと矢部さんって結構お似合いだよね♪」

「そうだね♪中々上手くいってないみたいだけど!」

「ルイがまた入院なんかするからだよ!」

「でもミッキーさんって本当に強いんだね?」

「不意討ちなのに無傷ってどうゆう事だろうね♪」

「あ!そうだよね?わかってたのかな?」

「まぁ勘づいてたのかも知れないけど、そうは出来ないよ?」

「カズキくんはミッキーさんと喧嘩したりしちゃダメだよ?」

「俺がミッキーと喧嘩する訳ないじゃん♪」

「『ミッキー二世』だから?」

「はは、そうかも知れない♪」

中川さんはくすりと笑いながら俺を見た。