気合いの華

「わかってるよ…あ、灰皿ねぇから窓の外投げといて?」

「ったく…んじゃ、そろそろ窓閉めるよ?」

「おう!」

「…んで、どうなの?」

「何が?」

「いや、今ミッキーの事どう思ってるか。」

「アイツは良くわかんねぇ野郎だ!人の事ばっか気にかけやがって…」

「良い人だったでしょ?」

「…牧野とかに一言言った方が良いかな?」

「なんて?」

「いや、一応負けちまったって…」

「…牧野先輩と桜木先輩は、ミッキーの事誤解してたって言ってたよ?今度田渕先輩も戻ってきたらみんなで謝りに行くって言ってた。」

「俺は聞いてねぇぞ?」

「まぁ俺がルイといつも一緒にいるから安心して今は田渕先輩の方に手を回してるんだと思う。」

「そいえば田渕の野郎はすっかり来なくなっちまったな?」

「…そうだね。」

「田渕も戻ってきたら、みんなで行こっかな…」

それって…

「謝りに行くって事?」

「不意討ちで殴りかかっちまったからよ?」

「うん、そだね♪」

「アイツにも謝っとくか…」

「一応中川さんにも謝っとけば?」

「そしたら俺、色んなヤツに謝りすぎだろ!」

「じゃあ矢部さん呼んで来るから、俺は中川さんとどっか行ってるよ?」

「電話したら戻ってきてくれよ?」

「うん。」

これで一件落着っぽいなぁ♪