気合いの華

「つーか俺らの目線から見たら桜木こそだっせーけどな?」

「パッと見だと狭川か牧野じゃね?」

「狭川は眉毛全剃りだしな♪」

「そいえばミッキーのそれも全剃りなんすか?」

「いや、5円玉で毛穴潰したからもう生えてこねーよ?」

け、毛穴潰す?
気合い入り過ぎでしょ…

「じゃあその鬼剃りも…」

「あぁ、カズキも今度やってみ?」

「お、俺はいいっす!カミソリでじゅうぶんっすから…」

おっかない人だなぁ。

「あれ?そいえばアイツらは?」

「みんな違う人の所行っちゃったよ?」

「んじゃ俺は狭川に1票♪」

「確かにユニークって意味でも狭川かな♪」

「カズキ達は?」

「じゃあ俺は…桜木先輩っすかね?」

「あぁ、女子ウケなら桜木だろ♪」

「じゃあ俺も桜木に1票!」

俺とルイと隼人先輩は桜木先輩を予想した。

「あ、冴島くん戻ってきた。」

「どうだった?」

「男いやがったからぶっ飛ばしてきたんだけど、成功しなかった…」

あ、当たり前なんじゃないかなぁ!?

「もいっちょ行ってくっかぁ♪」

「あんまブス連れて来たら笑ってやっからな?」

「大丈夫!隼人の女みたいに尻軽そうなの狙うからよ♪」

「冴島くん~冗談きついって~…」

隼人先輩は凄くショックを受けた様だ。
まぁ冴島くん相手じゃ言い返せないよね…