気合いの華

その後給食を食べ終えた俺達は屋上へと向かった。

ガチャッ!

「お、早ぇじゃん?今日はルイの女はいねぇの?」

そこには狭川先輩と松戸くんの2人がいた。
珍しい組み合わせだなぁ…

「狭川、もしかしてヒガんでんの?」

「もち!」

「気持ち悪ぃなぁ!別に俺の女じゃねぇけど手ぇ出したら殴るかんな?」

「つかいつまで包帯してんだよ?大袈裟な奴だなぁ…」

「松戸くんが悪ぃんだろ?」

「突っかかってきたのはお前だろ?」

「やめなよ2人共!」

「カズキは女の前だから良い子ちゃんぶってんのか?」

「お、怒るよ?」

そしたら松戸くんが笑いながら、
「カズキと構える気はねぇよ!お前は今じゃ敵に回したくねぇヤツに入ってっからな♪」

「敵に回す?」

「冗談だよ♪」

松戸くんも最近は友好的になってきたよなぁ…


ガチャッ!

「おう、カズキぃ♪」

「ちぃす!」

「お前バイク好きか?今度松戸も入れて冴島くんと4人で走りてぇなぁって話しんなってる訳よ♪」

「俺全然わかんないんすよね…」

「なら仕方ねぇな!今度教えてやっからよ♪」

「いつも世話になります。」

「そいえばミッキー、俺とカズキだったらどっち強ぇと思う?」

「知らねぇよ!今やってみれば?」

ちょっ!ミッキーも松戸くんも物騒な会話しないでよ?