気合いの華

ガチャッ!

「おはよー♪」

「あ、おはよ…」

俺は家を出たら中川さんにあいさつされた。

もしかして…待っててくれたのかな?

「ま、待ってたの?」

「通学路一緒だからついで♪それより、その格好なに?」

ついでって…朝早すぎるよ?まだ7時前だし…

「まだ学校は行かないよ?」

俺はジャージにスニーカーで、いつものメニューをこなそうとしていた。

「なに?ランニング?」

「まぁ、そんなトコかな…」

「私も一緒に走ろうか?」

「いや!いいって!!」

俺ランニング以外の方が本格的だし、そんなトコ見せたくないし…

「まぁついていけないだろうし…仕方ないか!」

ん~…

「学校までは一緒に行くよ?」

「うん♪」

俺達は学校に向かって歩いた。

「でも中川さん、どしたの?まだ7時前だよ?」

「今日は早起きしちゃったから!」

「学校に要ないなら俺ん家で待ってる?」

「へ?良いの?」

「別に構わないよ?汚い部屋だけどさ…」

「じゃあお邪魔してよっかなぁ♪」

俺達は歩いてきた道をまた歩いた。

「カズキくんって、いつもランニングしてるの?」

「まぁ…」

ランニングって言うか、なんて言うか…

喧嘩に備えてキックの修行してるなんて言えないよ…