気合いの華

その後、体育館に俺ら12人はやって来た。

あ、田渕先輩は休みで、中川さんと矢部さんも居るからこの人数な訳で…

「なんだよ?全コート使って良いっての?」

男バスと女バスがコートを譲ってくれたから俺達は全コート使ってる訳で…

「よし!丁度試合出来る人数じゃん♪あ、ルイ出来る?」

「片岡、俺はさっきも出来るっつったろ?」

俺とミッキー、冴島くんと松戸くん、それからルイを入れたチームで5対5をやっていた。




「にしても片岡、上手かったなぁ♪」

「へへっ!まぁね♪」

「野球なら負けねぇよ!?」

「俺は喧嘩なら負けねぇ!」

みんなで少し暗くなった道を歩いていた。

「なんでミッキーはそっちに持ってくかなぁ…」

「そいえば、2人共いつ大会なんすか?」

「あぁ、俺は明後日!」

「明後日!?」

みんな驚いた様に片岡先輩を見る。

「別にたいした試合も出来ねぇだろうよ?」

「あんな強ぇのにっすか?」

「バスケは個人戦じゃねぇからな♪」

「俺は来週の土曜日。」

「隼人先輩も応援行きますね♪」

「牧野、隼人は彼女に応援してもらうからいらねぇってよ?」

「ちょっ!俺ん時も応援してくれよ?」

「野次なら飛ばしてやるぞ?」

「あのなぁ…」


俺らはその後、解散して、家の方面が近い人同士で帰った。