気合いの華

「そいえば気になってたんだけど、髪染めたの?」

「うん!どう、似合い?」

栗色で髪は前髪を残して横は後ろになびかせてある。セミロングって言うのかな?

「可愛い…と思う。」

「本当?えへへ♪」

「う、うん。」

あんまり可愛い子って俺、引け目を感じちゃって苦手なんだけどね…

「今日はいいや!」

「何が?」

「ねぇ、屋上連れてってよ?」

「い、いいけど…」


その後、俺達は屋上へと来ていた。

「やっぱ良いねぇ♪」

「俺もココ好きだよ?」

「今日はサボろっか♪」

「中川さん、勉強は大丈夫なの?」

「その前に、自分の心配したら?」

俺は笑われてしまった。

「ねぇ、ミッキーとルイが喧嘩する話しってどう思う?」

「ん?私はして欲しくないなぁ…」

「危ないから?」

「それもあるけど、カズキくんは2人共大事なんでしょ?」

「うん…」

「ミッキーさんって、きっと優しいんだよね?」

「さっきの見舞いの話し?」

「うん、だって金髪って他に居なかったよね?」

「そうだよ?」

「さっきの子って誰なの?」

「あぁ、この前の乱闘で入院しちゃった桜木先輩の妹。」

「お兄ちゃんっ子なのかな?」

「多分そうだと思うよ?」


ガチャッ!