『朝陽ーーーっ!今日も学校行かへんつもりなんかー!!』
あれから一週間。
『ん”ーーー!いかん!!!』
そう大きな声をあげては行かないと主張するわたしに対してあっさりとそれを認める母。
わかった。その返事の代わりに玄関の鍵がカチャリと音を立てて閉まった。
『いってらっしゃいませー』
そうつぶやくなり
あの日、
むしゃくしゃしながらいつもなら母のいいつけを守りハンガーにかけていたはずの制服をタンスにつっ込んだことを思い出して
引き出しをあけた。
『…………。』
あれから。
萌からの連絡は途絶え。
また、わたしからもすることはなかった
そして あの日。聞け、待て。と、そういった優壱からも連絡はなく。
わたし宛に届くメールはというと
あの日から
『泥棒猫』
『男垂らし』
『ヤリマン』
そんな、メッセージばかりだった。
『誰?メールじゃなくて家まで。どーぞ?』
そんな内容もカッとなっては返信してみたっけな。
でも。どれも送信仕返しても『error』送信先不明。
どれも本当のアドレスではなく、いわゆるサブアドレスだ。
誰かしらないけどこんなくだらないことをまぁよくするもんだ。
なんて、言いながらもまぁ
ほんとはちょっぴり きつい、かな、
