ねぇ…ーありがとぅ。


「あのさ、3日後からあたし
 一週間いないからね。
 学校にいなくても探さない
 でね」

 隣の蘭がバッとこっちをみる

「九州地方に一週間いく」

 族潰しに…

 そこは声には出せない

 蘭の目をじっとみる

「あぁ。親戚に会いにいく
 とか言ってたな。」

 ありがとう、蘭。

 きっとわかってくれた。

「えぇ~!?なんで蘭知ってる
 のぉ~?!ずるぅ~い」

 空以外は親戚に会いにいくん
 じゃないと気付いているのか

 あたしを黙ってみている

 理由を蘭が知っていると勘づい
 ているだろう。

 ごめん、蘭。

「誰と行くんだ?」

 彼方が顔をしかめていう

「弘人と」

「弘人って奴は恋ちゃんにとっ
 て大切な人なの?」

 当たり前。篠崎組の皆は
 家族同然だから。

「うん。とっても大事な人。
 家族も同然なの。ただ
 血のつながりがないだけ。」

「じゃ~僕たちわぁ~??
 れんれんにとって大切~?」

 雪豹はあたしにとってどんな
 存在なんだろう。

「彼方達は、雪豹はあたしに居場所
 をくれた。優しさをくれた。
 雪豹はあたしにとってかけがえの
 ない存在だよ。命にかえてでも
 守りたい存在になった。」

 彼方が近くにきてあたしの頬を
 両手で包む。