「でも、正式に若頭として顔が
世間に出始めたら、雪豹から
は離れるよ、当たり前に。」
「は?!なんでだよ。別にいい
だろ。ここにいろよ。」
嬉しい。でも
「族と組とじゃ訳が違うの。
組では銃なんて当たり前なの。
あたしがここにいることで、
みんなに被害が出るのは嫌。
だから時間がくるまではここ
にいたい。」
「俺ら的にはずっといてほしい。
多分、彼方達も納得しねぇ」
だろうね。でも仕方ないから、
「あ、でも、恋。彼方の家も
ヤクザだぞ?」
そんなの
「知ってるよ。藤堂組もトップ
にいるからね。うちとも同盟
組んでるみたいだし。」
「なら、恋、ここにいても大丈夫
じゃね?」
確かにそうなんだけどね
「蘭には、過去も今も話せたけど
まだ彼方達には話す勇気がなく
てさ。」
「無理に話さなくていい。
でも、あいつらなら大丈夫だ。
受けとめてくれるよ」
「だよね。いつか話す。」
少し沈黙が流れた
するといきなり肩に何かが
のった
「恋、眠い、肩かして」
そういってあたしの肩で眠る
なんだか、可愛い
「あたしも寝よ」
蘭の頭にコツンと頭をのせる
寄り添って眠る
心の穴を埋めるように
