ねぇ…ーありがとぅ。


「いってらっしゃい。
 気をつけてね。」

 そういって倉庫に入る

 いつもはきれいな並んでいる
 たくさんのバイクは今日は
 ない。

 下っ端君たちもいないのか
 なんだかつまんない

 幹部室へ入る

 蘭が寝てるいる

 できるだけ蘭のいるソファー
 から離れたソファーを選び
 雑誌を読み始める


「なぁ、お前って誰目立て?」

 起きてたんだ。

「なんのこと。」

「いや。大抵女って誰か目的
 がいるだろ。
 お前も一緒なのかと。」

「あたし興味ないよ。
 ただ一緒にいたいだけ。
 みんなと。蘭はあたしがいる
 のがいや??」

「いや、そうじゃねぇ」

「蘭が嫌ならもうここへは
 来ないよ?」

「違う。違う。
 ただ裏切りがこぇえ」

 蘭の瞳が揺れている

 蘭は過去になにかあったの
 だろう。

 あたしは隠しごとばかりして
 いるが裏切りなのかな。

「蘭、過去に何かあった?」

 できるだけ優しくいう。

 蘭が考える

 決心したような目で

「俺、女が怖い」

 ゆっくりと話し始めた

「小さいころから母子家庭で、
 母さんは俺に暴力ばっかり
 だった。酒に溺れて男と遊んで
 そして、俺を殴る。
 毎日毎日我慢した。
 いつか優しくしてくれるって
 信じてた、ずっと」