…ーﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

　電話の音で目を覚ます。

　んっ、誰。ダルい。

「はい。」

「あ、恋ちゃん？」

「翔？」

　どうしたんだろう。

「今日は学校行かないで
　倉庫にいてくれない？？
　また説明するからとりあえず
　今から迎えに行く。」

「え、ちょっ」

　あ、切られた。

　急いでる感じだから
　襲撃ってとこかな、

　雪豹が襲撃に行くのかな

　それとも来るのかな。

　あたしも参加したいけど
　さすがにダメだね。

「準備しよ」


　ていっても、制服には着替え
　ないし…

「これでいっか」

　あたしは薄いシャツに下は
　スキニーをはく。

　かなりラフな格好だ。

　いつものように身支度をすませ

　下に降りる

　家は教えていない

　１人暮らしがバレると理由を
　聞かれる、とくに翔と彼方

　説明するのがダルい
　だから嫌。

　コンビニまで歩いていく

「れんっれぇーん♪♪」

　空が大きく手を振っている

　今日も可愛い

「れんれん、おはよぉ♪
　なんか制服じゃないれんれん
　自然♪かっわいぃ♪」

　可愛くないから。