ねぇ…ーありがとぅ。


「「「は?(え?)」」」

「なんでだよ。蘭だって
 納得したじゃねぇか。」

 なんでこの人達はこんなに
 姫にしたがるんだろう。

「なんで、そんなに姫に
 したいの?他に姫になりたい
 人はいっぱいなんでしょ?
 なんであたし。」


「そんなの簡単だよぉ~ー
 僕らが気に入ったからぁ♪」

「あぁ、その通りだ。ただ
 一緒にいたい。それ以外に
 なんの理由もねぇ。」


 みんなが真剣に答える。

 さらに、彼方がいう。

「恋。お前の過去に何があった
 かは知らねー。だがな過去は
 過去だ。今を見ろ。何を抱え
 てるかは知らねぇが、頼りた
 いときは頼れ。力になる。」


「僕も僕もぉ~力になりたぁい」

 隣で翔と斎が、俺らもと
 頷く。

 あたしが考えていると、

 ありえない人物が話し掛けた

「おい、女。俺は、長谷川 蘭
 お前は?」

 あたしが蘭のことでためらって
 いると思ったのだろう。

 震える手を隠しならあたしに
 話しかける。

 あぁ。ほんとに優しい人。

「あたしは、五十嵐 恋。」

「そうか。よろしくな。」

 よろしく…か。
 こんなに頑張ってくれた蘭。
 真剣になってくれたみんな。

 あたしは…ここにいたい。

「んっ。よろしくね。」

 それがあたしの答え。