ねぇ…ーありがとぅ。


「誰だ。」

 全く、こいつは

「彼方、殺気出さないで。」


「チッ」


 舌打ち

「ねー翔、彼方って舌打ちが
 癖なの?」

「そうだね。機嫌が悪いと
 よく舌打ちするょ」

「チッ」

「ほらね。」

 へー

「今、機嫌悪いんだね。」

 あんま話掛けないようにしよ。

「れんれん~ついたよぉ~
 ここが僕たちの溜まり場
 いこいこっ♪」


 何、倉庫ってか、なんてか
 とにかくでかい。

 外にはきれいにバイクが
 並べられていた。

「坂本さん、ありがとう
 ございました。」

「いえいえ。坊ちゃま達を
 よろしくお願いします。」


 え、あたしが?
 よろしくしたくない。

「おい、早く降りろ」

 なんでそんな命令口調
 なのか。うざいね。

 あえて無視して降りる。

 すると空が手を繋いできた。

 倉庫に入るらしい。

 先頭に彼方が歩く。

 こうしてみると、やっぱり
 総長だなって思う。

 倉庫に入っていく。